アルファコート、札幌・南8西3で不動産開発計画か!?

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 総合不動産開発のアルファコート(本社・札幌市中央区)が、札幌市中央区南8条西3丁目で、不動産開発を計画しているもようだ。同社が注文者になって3階建て建物の解体工事に入っているほか、同社が売買予約をしている旧「マークスイン札幌」の敷地でも動きが始まっている。周辺は、ホテルが建ち並んでおり、土地の権利関係が落ち着けば、新たにホテル開発が進む可能性がある。(写真は、アルファコートが解体工事を開始した南8条西3丁目の3階建て建物。右の奥が旧「マークスイン札幌」)

 アルファコートの持ち株会社であるアルファホールディングス(本社・札幌市中央区)は、南8条西3丁目1-3に建っていた、3階建ての土地建物(土地面積は約42坪=139・04㎡)を2022年12月に取得している。土地には、大地みらい信用金庫(本店・根室市)がアルファホールディングスを債務者にして、極度額8400万円の根抵当権を設定している。この3階建て建物の解体工事が、始まっている。工事期間は、2024年5月24日から同年6月29日まで。発注者はアルファコート、解体工事を行っているのは、札真重機工業(同・同市北区)。

 この解体現場に隣接した旧「マークスイン札幌」(NKビル)は、1984年12月に竣工した地下1階、地上9階建てで全162室。コロナ禍の2020年6月末で、営業を終了している。土地面積は約278坪(919・14㎡)。旧「マークスイン札幌」の土地は、アルファコートが、現所有者の金光教札幌協会(札幌市中央区)と売買予約を2023年8月に結んでいる。土地には、2024年6月にNKビルマンション敷地売却組合を実施者として、「マンション建替え等の円滑化に関する法律による分配金取得手続開始」の登記がなされている。手続きが完了して、アルファコートの売買予約が実行されれば、旧「マークスイン札幌」の解体工事に進み、一体開発に結び付くことになりそうだ。

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