積水ハウス不動産東京、「アパホテル札幌すすきの駅南」取得・解体へ

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 積水ハウス不動産東京(本社・東京都渋谷区)は、「アパホテル札幌すすきの駅南」(札幌市中央区南7条西1丁目19-1)の土地建物を取得、間もなく解体工事に入る。同社は、同ホテルに隣接する旧「札幌第一ホテル」の土地建物を取得しているほか、隣接している「ローソン札幌南7条西一丁目店」の敷地も取得しており、周辺を含めた一体開発に弾みがつく。(写真は、解体が始まる「アパホテル札幌すすきの駅南」)

 積水ハウス不動産東京は、2023年5月にコロナ禍の影響で閉館していた「札幌第一ホテル」の土地建物を取得。同ホテルの敷地面積は約1500坪、地下1階・地上3階建ての本館と地上4階建ての新館から構成されていた。積水ハウス不動産東京は、同年10月から解体工事を本間解体工業(本社・札幌市西区)に発注、現在は、ほぼ更地の状態になっている。2023年5月には隣接する「ローソン」店舗の土地約230坪を取得しているが、2024年3月末に「アパホテル札幌すすきの駅南」の土地建物(土地面積約170坪)を取得した。同ホテルは、同年3月24日で営業を終了していた。

「アパホテル札幌すすきの駅南」(客室数110室)は、1974年にオープンした「札幌プラザホテル」が始まりで、1983年に当時の北海道振興が譲渡を受けて「ススキノグリーンホテル3」となった。しかし、北海道振興が経営危機に陥り、2012年11月にアパホテル(本社・東京都港区)が事業譲渡を受け、ホテル名を変えて運営を続けてきた。
 間もなく解体工事が始まることで、「札幌プラザホテル」時代から数えて、ちょうど50年で同ホテルは役割を終える。今後は、「ローソン」店舗の閉店時期がポイントになり、2000坪近い一体開発へ歩を進めることになる。

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