札幌市中央区南7条西1丁目12-7の旧「第一ホテル」の土地建物を、積水ハウスグループの積水ハウス不動産東京(本社・東京都渋谷区)が取得した。取得したのは2023年5月。(写真は、旧「札幌第一ホテル」)

 旧「札幌第一ホテル」の建物は、1964年10月に「札幌電信電話会館」として、宿泊、結婚式、宴会、会議などの施設を備えて営業を開始したのが始まり。1973年に「ホテルいちい」、1985年に「NTT会館」、1995年に「ホテルルーシス札幌」へと変遷したが、2005年6月に閉鎖。その後、貸会議室のTKP(本社・東京都新宿区)が2006年に運営を引き継いだが、短期間で再び閉鎖となった後、2007年に第一ホテルが移転入居、運営を続けてきた。しかし、同ホテルも2020年6月20日で閉館、その後は空き物件となっていた。

 土地建物所有者は、日本電信電話(東京都千代田区)、エヌ・ティ・ティ北海道エステート(札幌市中央区)、エヌ・ティ・ティ都市開発(東京都千代田区)、有限会社タラキー・インターナショナル(同都港区)、モリモト(同都渋谷区)を経て、第一ホテルとなっていた。

 敷地面積は1463坪(4828・96㎡)、地下1階・地上3階建ての本館、地上4階建ての新館がある。1995年に本館リニューアルを行うとともに新館を新設している。宴会場のほか71室の客室がある。第一ホテル閉館後、敷地内のスペースは、時間貸し駐車場「三井のリパーク札幌南7西1第2」として利用されている。積水ハウス不動産東京が、土地建物を取得したことにより、新たな動きが出てきそうだ。


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