サムティが「ホンダ札幌ビル」取得、解体後にオフィスビル建設

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 本田技研工業(本社・東京都港区)は、札幌市中央区北1条西7丁目1の「ホンダ札幌ビル」を、サムティ(同・大阪市淀川区)に売却した。売却は2024年3月末に行われた。(写真は、「ホンダ札幌ビル」)

「ホンダ札幌ビル」は、北1条通に面しているほか、北側にある仲通りにも面した地上5階建て。同ビルには、直近では、本田技研工業100%出資のホンダ四輪販売北海道(屋号はホンダカーズ北海道)の本社や同社の北1条サテライトが入っていた。同社は、2023年8月に、本社を江別市上江別441-5に新築して移転、「ホンダ札幌ビル」は、空きビルになっていた。ホンダ四輪販売北海道は、2024年4月にホンダモビリティ北海道に社名変更したが、屋号は変わっていない。

 サムティは、不動産総合企業で、2023年11月期には北海道でレジデンス開発4物件、不動産ソリューション事業(賃貸マンションを中心とした収益不動産への投資および再販を行うビジネス)13件を行った。今後、北海道でレジデンスを20物件(752戸)を開発するほか、2024年11月期に、中央区大通西5丁目でオフィスビルを竣工させ、2025年11月期にも中央区でオフィスビル開発を計画している。「ホンダ札幌ビル」の取得は、2025年11月期の開発対象物件となる。

「ホンダ札幌ビル」の土地には、NECキャピタルソリューション(本社・東京都港区)を抵当権者、サムティが債務者となって15億円の抵当権が設定されている。

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