平和不動産(本社・東京都中央区)は、札幌駅南口北4西3地区市街地再開発事業に参画する。同社はこれまで、再開発準備組合の事業協力者として同事業を推進してきたが、このほど同準備組合が札幌市から組合設立の認可を受け、2024年1月26日に「札幌駅南口北4西3地区市街地再開発組合」が設立されたことを機に、同事業の組合員及び参加組合員(再開発ビル保留床の取得予定者)として参画することになった。(画像は、札幌駅南口北4西3地区市街地再開発事業の完成予想パース)

 札幌駅南口北4西3地区市街地再開発事業の当該地は、JR札幌駅南口に位置し、北5条・手稲通と札幌駅前通の交差部に当たる。区域面積は約1・7ha、そのうち敷地面積約1・1haを使って、地上32階、地下7階の建物を建設する。建物の高さは約165m、延べ床面積は約20万3290㎡。道都札幌の玄関口のシンボルとして商業、業務、宿泊滞在機能を一体的に整備、新たな賑わいと魅力を創出する。

 地下鉄さっぽろ駅改修工事と再開発事業を一体的に進めて、南北線さっぽろ駅の機能拡張を進め、地下歩行者ネットワークの整備も進める。また、札幌都心のCO2削減に貢献する環境負荷低減の取り組みを行い、札幌駅交流拠点の強靭化を先導する「業務継続地区」の形成を図る。今後のスケジュールは、2024年度に権利変換計画認可を受けて、同年度中に着工、2028年度に竣工予定となっている。


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