2017年頃から閉店状態が続いていた、札幌市豊平区月寒中央通10丁目のパチンコ店「ビッグ大王月寒店」の土地建物を、土屋ホーム不動産(本社・札幌市北区)とタカラレーベン(同・東京都千代田区)が取得した。取得したのは2023年1月。間もなく、解体工事に着手する。(写真は、土屋ホーム不動産とタカラレーベンが取得した「ビッグ大王月寒店」)
「ビッグ大王月寒店」は、国道36号線と白石・藻岩通交差点の北西角にあるパチンコ店。1990年初め頃からパチンコ店が運営していたもようで、2001年頃に大栄商事(札幌市白石区)が「ビッグ大王月寒店」として運営を開始した。しかし、2017年11月に閉店、建物がそのままの状態で残されていた。
今回、建物付きの土地約700坪を土屋ホーム不動産とタカラレーベンが取得した。持ち分は土屋ホーム不動産が100分の95、タカラレーベンが100分の5。建物北側の立体駐車場から工事用シートがかけ始められており、間もなく解体工事に着手する見通し。
更地になった後に、両社が共同で分譲マンションを建設する。物件概要は明らかになっていない。土屋ホーム不動産は、マンションデベロッパーと共同で分譲マンション開発を進めてきた。日本グランデ(本社・札幌市中央区)や大京(同・東京都渋谷区)との開発実績があり、タカラレーベンとも共同で開発することになった。
「ビッグ大王月寒店」は、パチンコ店にはあまりないようなデザインの建物で、閉店後も5年強にわたって塩漬けにされてきた。マンション開発によって交差点の顔が変わる。