老人ホーム、介護サービスの提供やロボットスーツHALを活用したリハビリなどを展開している萌福祉サービス(登記上本社・留萌市、札幌本社・札幌市西区)は、小樽市桂岡町7の旧北海道薬科大学の敷地約11万8200坪を取得した。(写真は、萌福祉サービスが取得した旧北海道薬科大学敷地の一部)

 旧北海道薬科大学(北海道科学大学桂岡キャンパス)は、1974年4月に開学した薬剤師養成の単科大学。小樽市桂岡町の高台にあり、桂岡団地の象徴的な存在だったが、2015年4月に系列の道科学大学前田キャンパス(札幌市手稲区前田7条15丁目)に移転、2018年には道科学大に統合された。

 道科学大の資料によると、2022年5月1日現在の桂岡キャンパスの敷地は約11万8187坪(31万19㎡)で、内訳は校舎敷地約580坪(1917㎡)、その他の校地約9683坪(2万9974㎡)、薬草地敷地約996坪(3290㎡)、その他の土地約2万9508坪(9万739㎡)。同キャンパスには、研修棟や管理棟、標本館、倉庫2棟が建っている。
 萌福祉サービスは、2022年8月に桂岡キャンパスを取得した。抵当権などは設定されていない。既存建物を一部老健施設などに使用するものとみられるほか、新たな施設建設の可能性もある。


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