札幌・狸小路商店街4丁目北で、店舗・事務所の5階建てビル建設が計画されている。2020年9月にラーメン店の火災があった、木造2階建て建物の跡地を利用して建設する。アフターコロナの賑わい復活を見越して、2年間塩漬けだった土地が動き出す。(写真は、「遠藤興産T4東ビル」の建設予定地)
ラーメン店火災があった建物は「T4東ビル」。ラーメン店「札幌炎神(えんじん)・狸小路本店」とインディアンフードダイニング「JYOTI(ジョーティ)」が入っていた。火災後の2020年10月から同ビルは解体工事に入り、同年末には解体が完了していた。
跡地の南2条西4丁目4-3、4-4で計画されているのは「遠藤興産T4東ビル」。敷地面積約75坪(249・89㎡)のうち、建築面積として約67坪(221・31㎡)を使って、鉄筋コンクリート造、地上5階建ての建物を建設する。延べ床面積は約292坪(965・88㎡)、建物の高さは25・26m、着工は2023年2月15日頃を予定している。
建築主は遠藤興産(札幌市中央区)、設計は竹中工務店(本社・大阪市中央区)北海道一級建築士事務所(札幌市中央区)、監理はサン設計事務所(同市東区)、施工は竹中工務店北海道支店(同市中央区)。
狸小路商店街4丁目は、同商店街で最も賑わいのある場所。75坪と比較的狭い土地だが、今回の新ビル建設は、賑わい復活を見越した投資と言えそう。隣の旧「ドン・キホーテ札幌狸小路北館」(2020年4月閉店)は休館状態が続いているが、こちらの復活も遠くない時期に訪れそうだ。