札幌市北区北31条西6丁目113-12ほかにあった「ラドン風呂 渥美湯」跡地にミサワホーム北海道(本社・札幌市白石区)が、分譲マンションの建設を計画している。「渥美湯」が半世紀の灯を消して1年半、銭湯跡地は新しい使命を帯びて役割を変える。(写真は、ミサワホーム北海道が仮称「アルビオ・ガーデン北31条」の建設を計画している敷地)

「渥美湯」は、地下鉄南北線が開通する前の1970年に開湯した銭湯。当時の周辺は民家もまばらだったようだが、今では民家やマンションが余すところなく建っている。「渥美湯」は、2021年3月31日で閉湯、51年間にわたる営業を終えた。土地所有者は2021年5月にミサワホーム北海道に移り、建物は解体された。同社は月極駐車場して利用してきたが、このほど分譲マンション建設を進めることになった。

 敷地面積は約290坪(957・03㎡)、そのうち建築面積約74坪(246・71㎡)を使って、鉄筋コンクリート造、地上11階建てのマンション「アルビオ・ガーデン北31条」(仮称)を建設する。戸数は31戸で延べ床面積は約667坪(2201・64㎡)、建物の高さは32・995m。2022年11月1日の着工を目指す。
 建築主は、ミサワホーム北海道、設計、監理はKS設計室一級建築士事務所(札幌市中央区)、施工は未定。建設場所は、地下鉄北34条駅から400m圏内で、近くには住友不動産が2006年12月に竣工させた分譲マンション「シティハウス北31条」(地上14階建て、39戸)がある。
(写真は、「渥美湯」の解体現場=2021年6月撮影)


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