イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、三菱商事系の日本都市ファンド投資法人(東京都千代田区)が資産の運用を委託する資産運用会社、KJRマネジメント(同)からイオンモール札幌苗穂(札幌市東区東苗穂2条3丁目1-1)の不動産信託受益権を取得する。2024年8月30日から2026年2月27日まで、4期に分けて取得する。取得額は93億円。(写真は、イオンモール札幌苗穂)
日本都市ファンド投資法人は、資産入れ替え戦略で郊外型商業施設を売却対象にしており、イオンモール札幌苗穂をイオン北海道に売却することにした。売却益32億円が見込まれるほか、2024年8月期以降4期に売却を分散させることで譲渡益を平準化し、テナント入れ替え等の一時的な収益変動があった場合でも対応できる備えを確保する。
イオンモール札幌苗穂は、2003年6月に竣工した鉄骨・鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根5階建て。敷地面積は約1万8067坪(5万9624・27㎡)、延べ床面積は約2万270坪(6万6893・18㎡)。日本都市ファンド投資法人は、2004年3月に92億6000万円で取得していた。運営純収益は年間5億8800万円、還元利回りは6・2%。同投資法人は、北海道でイオンモール札幌発寒(札幌市西区発寒8条12丁目1)の信託受益権も所有している。
イオン北海道は、2019年2月期にイオン上磯店(北斗市七重浜4丁目44-1)、2020年2月期にはイオン札幌元町(札幌市東区北31条東15丁目1-1)の不動産信託受益権を取得している。