幾本も並ぶ大型クレーンや大型杭打機ーー札幌市西区発寒15条3丁目の広い敷地を利用して、仮称「発寒物流センター」の建設工事が始まった。2023年10月には竣工、稼働を始める。(写真、仮称「発寒物流センター」の建設現場)

 建設現場は、ぎんなん通り沿い。ぎんなん通りは、発寒中央駅から北に延びる道路で、稲荷街道とも呼ばれており、発寒の開村当時からの主要道路だった。1994年に地元の商店街が愛称を募集、「ぎんなん通り」と呼ばれるようになった。そんな歴史のある通り沿いにある敷地約9829坪(約3万2437㎡)を使って、2022年2月から建設が始まった。

 建築面積は約5669坪(約1万8708㎡)で、鉄筋コンクリート造、4階建ての建物を建設する。延べ床面積は約2万1489坪(約7万915㎡)。建築主は大林組(本社・東京都港区)のグループ会社で不動産事業や開発事業を手掛けている大林新星和不動産(同・同都千代田区)、設計、監理は大林組札幌支店一級建築士事務所(札幌市中央区)、施工は大林組札幌支店。工期は2022年2月20日から2023年11月30日。稼働時の人員は約330人を想定している。

 敷地は1960年代から大林組の所有だったが、2021年9月に大林新星和不動産が取得している。大林新星和不動産は、北海道では「毎日札幌会館」(札幌市中央区北4条西6丁目)を所有している。


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