タカラレーベン不動産投資法人(本社・東京都港区)の資産運用会社タカラPAG不動産投資顧問は、3月26日に「ビッグモーター札幌清田店」(札幌市清田区真栄62番1号)の底地(借地権が設定されている土地)を16憶1000万円で取得した。安定した賃貸需要が見込める物件として取得を決めた。(写真は、「ビッグモーター札幌清田店」)
中古車買取・販売のビッグモーター(本社・東京都港区)が展開する「ビッグモーター札幌清田店」は、同社の北海道5店舗目として建設されたもので、間もなくオープンする新店。敷地面積は約4553坪(1万5026㎡)で、建物は鉄骨造の平屋建て。店舗の他、車庫や工場・倉庫を含めた延べ床面積は約969坪(3199・58㎡)。タカラPAG不動産投資顧問が取得したのは底地のみで、建物や設備は含まない。DCF(ディスカウントキャッシュフロー)による収益価格は17億9000万円、割引率4・3%とした。
ビッグモーターは、17年7月に「札幌南店」(南区)、「札幌手稲店」(手稲区)を出店して北海道に進出。18年9月に「札幌厚別店」(厚別区)、12月に「札幌白石店」(白石区)を出店、間もなくオープンする「札幌清田店」で道内5店舗になる。
なお、タカラレーベン不動産投資法人のポートフォリオは、オフィス19件、住宅9件、ホテル4件、商業施設・その他9件になり、そのうち北海道の物件は「コープさっぽろ春光店」の土地建物(旭川市、取得価格10憶3600万円)と今回の「ビッグモーター札幌清田店」の底地の2物件。