東急不動産(本社・東京都渋谷区)は25日、札幌市中央区南4条西4丁目の「ススキノラフィラ」跡にホテルやシネマコンプレックス、商業施設からなる複合施設を建設すると発表した。(写真は、営業していたころの「ススキノラフィラ」)
仮称「札幌すすきの駅前複合開発計画」として、地権者の竹中工務店(同・大阪市中央区)、イトーヨーカ堂(同・東京都千代田区)、アインファーマシーズ(同・札幌市白石区)、キタデン(同・同市中央区)と共同で取り組む。
計画している施設は、ホテル、シネマコンプレックス、商業店舗からなる複合施設で、札幌でホテルの運営実績がある東急ホテルズ(同・東京都渋谷区)がホテル部分に、シネマコンプレックス部分には直営劇場としては道内初出店となるTOHOシネマズ(同・同都千代田区)が入居する予定。
東急不動産など東急不動産ホールディングスグループは、道内でこれまでにも様々な事業に取り組んできた。札幌市内では分譲マンションやホテルの開発運営、ニセコ地区ではスキー場をはじめとするリゾート施設の開発、運営を行ってきた。また、最近では松前郡松前町で北海道初の蓄電池併設型風力発電所、釧路郡釧路町では道内最大級の太陽光発電所を建設するなど、再生可能エネルギー事業にも力を入れている。
こうした実績と東京都心の渋谷駅前開発など複合施設開発で培ったノウハウを活用、ススキノラフィラ跡にも多様な賑わいを生み出す複合施設を建設、札幌、ススキノの発展に貢献するとしている。