京阪電鉄不動産(本社・大阪市中央区)は、札幌で初めてオフィスビル建設に取り組む。同社が保有するJR札幌駅北口の宝石・貴金属などバラエティショップ「瑞宝舎」跡地の一部を活用、地上9階建てのオフィスビルを2021年春にも竣工させる。同社はこれまで札幌で分譲マンションやホテル建設を手掛けてきたが、オフィスビル市場にも進出、不動産事業の幅を広げる。(写真は、京阪電鉄不動産のオフィスビル建設予定地)

 京阪電鉄不動産は、昨年11月末に北10西3の瑞宝舎の土地建物を取得。瑞宝舎は同年末で60年の営業を終了した。年明けの3月から建物の解体工事に入り、2棟のうち南側の財貨事業棟は完全解体されて更地になっており、仲通りを挟んだ北側の贈貨事業部棟は現在解体中。跡地開発では、マンションやホテルなどが予想されたが、京阪電鉄不動産はオフィスビル建設を選択した。

 まず手掛けるのは既に更地になっている財貨事業部跡地で、敷地面積約772坪(2549・13㎡)のうち、約522坪(1722・78㎡)を利用して鉄骨造、地上9階、地下1階のビル1棟を建設する。延べ床面積は約4172坪(1万3768・85㎡)、建物の高さは40・5m。
 建築主は京阪電鉄不動産、設計、監理は竹中工務店北海道一級建築士事務所(札幌市中央区)、施工は竹中工務店(本社・大阪市中央区)北海道支店(札幌市中央区)。もう1棟の贈貨事業部棟跡地でもオフィスビルを計画している。
 
 京阪電鉄不動産は、14年11月に札幌の不動産市場に進出。これまでに6棟の分譲マンションを手掛けており豊平区平岸2条14丁目でも1棟を建設中。また、JR札幌駅北口の「京阪ホテル札幌」や大通地区の「東急ステイ札幌」の建物を所有しているほか南6西4、南2西1でもホテル建設を進めている。今回は初のオフィスビル建設となるもので、同社は札幌で総合不動産業の地歩を固める。


19人の方が「この記事が参考になった」と言っています。