MMSマンションマネージメントサービス堂守貴志社長インタビュー「ポスト30年の成長戦略」

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 ――社是や会社のモットーは何でしょうか。

 堂守 社是は特にありませんが、真面目に誠実に人と向き合っていくことを大事にしています。そうして築いてきた信用を積み重ねた結果が今日の当社だと思っています。これからもお客さまや社員を含めて信用を大事にして、少しずつ積み重ねていけば自ずと結果は出てくると思っています。

 ――現在の社員数は。

 堂守 正社員は約100人で嘱託やパートなど含めて合計約1300人です。人手不足の時代ですから、なかなか管理員や清掃員など現場で働く人たちを集めづらいのが実情です。業界的には、会社ごとM&Aをするところが増えてくるでしょう。人手を確保しようと思ったら、待遇や社会的な地位なども上げていかなければいけません。そうすると管理料にも跳ね返ってきます。以前は競争入札で管理料金が下がる時代もありましたが、今はそういう時代ではありませんね。

 ――社長に就任されたのはいつですか。

 堂守 私は1971年生まれの46歳です。大学を卒業して拓銀に入りましたが、入社3年目で経営破綻して、98年1月に当社に入りました。最初は平社員でしたが、創業者の長男なので私が小さい時にキャッチボールをして遊んでくれた社員もいたりして、何となく懐かしい気持ちになったりしました。
 入ってすぐに阪急電鉄との折半出資による阪急ハウジングサポートを設立することになったため、私は会長の代わりとして交渉役を任されました。その後に取締役社長室長に就きました。14年1月に専務、15年1月に副社長、14年6月に社長に就任しました。

 ――ところで、社長にとって会長はどういう存在ですか。

 堂守 短期間に成長してきた当社を引っ張ってきた人ですから、社内ではやはりすごく厳しい。しかし、その厳しさはお客さまのために役立ちたいという思いの裏返しです。今も代表権のある会長ですが、阪急電鉄との合弁を解消して札幌に戻ってきた時には私が社長になっていましたから、仕事について会長からの指示はほとんどありません。人事や不動産売買などについて相談する程度です。会長は、マンション管理業協会北海道支部長を2度務めましたが、14年6月からは私がその職に就いています。

 ――本日はありがとうございました。

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