北雄ラッキー(本社・札幌市)は、来年3月にオープンする倶知安店(倶知安町)にセブン銀行のATM(現金自動預け払い機)を設置導入する予定だ。同店は、外国人観光客が多数訪れるニセコの玄関口に立地するため、外国人が海外発行カードで現金引き出しのできるセブン銀行ATMが不可欠と判断した。北雄ラッキーが店舗内にセブン銀行ATMを設置するのは初めて。
倶知安店は昨年9月から、土地オーナーの大雪閣(倶知安町)が石山組(札幌市)に発注して店舗建設が進められている。店舗面積は約3100㎡でオープンは来年3月。
倶知安・ニセコは、オーストラリアや東南アジア方面の観光客、スキー客が多く、こうした外国人は長期滞在する傾向にある。このため、同町内のスーパーでは商品に英語表記も併記するなどして対応している。
北雄ラッキーも倶知安店では、外国人対応が不可欠と見て同町内に滞在する外国人などから聞き取り、その結果、外国人が自国カードで現金を引き出せるセブン銀行ATMのニーズが高いことがわかり導入することにした。
セブン銀行ATMは、コンビニのセブン―イレブンなどセブン&アイ・ホールディングスグループ店舗には設置されているものの、同グループに属さない独立系スーパーの店舗内に設置されるのは珍しい。
北雄ラッキーでは、このほか北洋銀行のATM設置も検討している。