食品スーパー、ダイイチ(本社・帯広市)の札幌市内4店舗目となる「清田店」(札幌市清田区清田2条3丁目)が30日午前9時にオープンした。昨日、羊ヶ丘通に面してオープンした家電量販店「100満ボルト清田店」から札幌寄りに立地、新鮮な旬の食材を求めて約300人が開店前に行列を作った。資本・業務提携しているイトーヨーカ堂のプライベートブランド(PB)も導入しているが、11月2日にオープンした「音更店」(音更町)より、PB色は薄くなっている。(写真上段左は店舗外観、右は開店前に行われたテープカット、写真下段左は充実している魚介類コーナー、右はセブンゴールドの金の食パン)
オープン前に行われたセレモニーでは、ダイイチ鈴木達雄社長や店舗を設計したマタキ設計事務所の蒔田俊明代表取締役などがテープカット、待ちわびた買い物客を店内に迎え入れた。
店舗面積は、約600坪で青果に続く魚介類コーナーは他のダイイチ店舗より広く配置。魚を捌く様子を見ることができる独立型のオープンキッチンを導入している。また、惣菜・デリカも長尺化、品揃えも充実、冷食は平ケースとリーチインの冷蔵ケースの両方が設置されている。
イトーヨーカ堂との提携1号店となった音更店では、ダイイチ色とセブン・&アイ・ホールディングス(HD)のPB色が溶け込まずに1つの店に2つのスーパーが入っている印象だったが、清田店はこれを修正、「売場に『セブンプレミアム』、『セブンゴールド』のPBが溶け込んで一体化した店づくりになっている」(流通関係者)。セブン&アイ・HDのPBは約470アイテム。
店内には、100円ベーカリーのサンヴァリエ、六花亭なども入った。オープンチラシには、JA音更産新物長いもカット1パック158円(税込)や造りたて・うす色たら子100g当たり178円(同)、先着500㎏限りで北海道産刺身用ほたて貝柱フレーク(解凍)1kg・1袋1000円(同)などが記載されている。