IMG_9684IMG_9686 帯広に本拠を置く食品スーパーのダイイチは、札幌市内4店舗目となる「清田店」(札幌市清田区清田2条3丁目)を30日にオープンする。同社がイトーヨーカ堂と資本・業務提携して以降、今月2日の音更店(音更町)に続く2店舗目の出店。セブン&アイ・ホールディングス(HD)のPB(プライベートブランド)も導入する。(写真は11月30日にオープンするダイイチ清田店=左とツルハドラッグ清田2条店=右。2013年11月22日午後撮影)
 
「清田店」は、運送会社・北海道三八五流通の土地と個人所有の土地を合わせた約4000坪の土地をダイイチが取得、敷地面積1150坪にダイイチ店舗と同330坪にツルハドラッグ店舗を建設した。ダイイチの売場面積は約600坪で同社の白石神社前店とほぼ同じ大きさ。
 
 当初の計画では11月1日にオープンだったが、建築確認審査の申請が多かったことによる審査遅れで着工が9月はじめにずれ込んだ。年末商戦に間に合わせるために工事を請け負った西松建設が“突貫工事”で建設、わずか3ヵ月でオープンにこぎつけた。
 
「清田店」は、イトーヨーカ堂との提携後、2店舗目で先にオープンした「音更店」と同様のフロア構成になる見通し。セブン&アイ・HDのPBである『セブンプレミアム』、『セブンゴールド』など約470アイテムを導入する予定。
 
 新店舗は、基幹道路の羊ヶ丘通に面しており、近辺には北雄ラッキー清田店(清田2条2丁目)、アークスグループの東光ストア真栄店(真栄4条2丁目)がある。また、羊ヶ丘通を東に向かうと北雄ラッキー美しが丘店(美しが丘3条4丁目)、豊月のVAlue店(同4条6丁目)、卸売スーパーの買いだめ市場美しが丘店(同4条6丁目)、さらに東に行くとアークスグループのラルズが展開するスーパーアークス大曲店(北広島市大曲幸町6丁目1)が営業しており、羊ヶ丘通は食品スーパーの激戦地区。ダイイチの札幌市内既存3店舗に比べて競争環境は最も厳しい立地になるだけに新店舗がどこまで消費者の支持を増やすか注目される。
 
 ダイイチの札幌ブロック売上高は前9月期で66億3300万円。2014年9月期の札幌ブロックは、清田店の売上げ10ヵ月分と札幌近郊の恵庭市に建設予定の新店が8月にもオープンすると見られ1ヵ月分寄与、80億円を超える見通し。


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