「コクミンドラッグ」、さっぽろ雪まつりインバウンド向け地上戦

流通

 ツルハホールディングス(本社・札幌市東区)の子会社、ウエルシアホールディングス(同・東京都千代田区)グループのコクミン(同・大阪市住之江区)は、大雪像で賑わう「さっぽろ雪まつり」で、インバウンド向け地上戦を展開している。同社は2025年10月、雪まつり会場の大通公園に面したビル1階に出店した。これまでの地下街店舗による地下戦から路面店による地上戦を加え、大通ゾーンで存在感を高めている。(写真は、大通公園に面した「コクミン札幌大通西店」)

 札幌中心部で、ドラッグストアが集積しているのは、狸小路商店街、札幌駅前、大通地区。狸小路と札幌駅前には各社の店舗が揃うが、大通地区は「コクミン」の店舗が目立つ。2つある地下街には、ドラッグストアが2店舗しかないが、いずれも「コクミン」が占めている。「ダイコクドラッグ」と「アインズ&トルペ」も出店しているが、地下コンコースなどに直結したビルへの出店。大通の地下街を独占している「コクミン」が仕掛けたのが、地上への出店だった。

 2025年10月、大通西5丁目の昭和ビル1階に調剤薬局併設の「札幌大通西店」をオープンさせた。大通公園は目と鼻の先で、以前は、遊び玩具や遊び環境を提供する「ボーネルンド」の「札幌大通り店」が入っていた場所。大通地区の地上でのドラッグストアは、南1条通に「マツモトキヨシ」があるが、大通公園沿いには初めてのドラッグストア。

 そして迎えた第76回「さっぽろ雪まつり」。大勢のインバウンドが訪れており、その恩恵を受けて、地上戦は成果を上げているようだ。ドラッグストア各社の視線は、狸小路と札幌駅前に向いていた。「コクミン」は、その隙を縫うように大通公園前にビンポイント出店した。他のドラッグストアが追随するか、注目される。

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