ダイイチ来夏に札幌近郊に出店、2014年9月期は札幌ブロック5店舗体制で全体売上高20億円アップの344億円に

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P1070909 ダイイチ(本社・帯広市)の2013年9月期決算は、売上高323億6900万円(前期比2・4%増)、営業利益9億4800万円(同22・1%増)、経常利益8億7900万円(同21・9%増)、純利益5億2500万円(同36・9%増)の増収増益だった。既存店売上高は0・9%増で堅調に推移した。(写真は、2013年9月期にフルに売上高が計上された札幌市西区の発寒中央駅前店)
 
 同期の営業方針は「競争激化に耐えうる体質づくり」で仕入れの見直しや商品ロスの削減などのコスト圧縮を徹底、価格競争が激化する中で売上総利益率は前期よりも0・2ポイント改善し23・4%になった。期末配当は1株当たり普通配当15円に創立55周年記念配当2円を加えて17円とする。
 
 地域別の売上高は、帯広ブロックが9店舗で146億7100万円(同0・6%増)、旭川ブロックが8店舗で110億5300万円(同0・3%増)、札幌ブロックは3店舗で66億3300万円(同10・5%増)。札幌ブロックの伸びが大きいのは2011年12月にオープンした発寒中央駅前店の売上げが通期カウントされ前期よりも3ヵ月分上乗せされたため。
 
 部門別の売上高は次の通り。
▽青果49億8100万円(同1・6%増)
▽水産34億6800万円(同1・5%増)
▽畜産36億1200万円(同5・2%増)
▽惣菜29億2900万円(同2・1%増)
▽デイリー48億7600万円(同1・6%増)
▽一般食品105億8400万円(同2・8%増)
▽日用雑貨8億3400万円(同1・9%増)
▽その他10億800万円(同0・8%減)
 
 14年9月期は、今年7月に業務・資本提携したイトーヨーカ堂の商流を導入してセブン&アイ・ホールディングスのPBを販売。11月に音更店がオープンさせ12月には札幌4店舗の清田店、さらに7~8月には札幌近郊にもう1店舗オープンさせることで全体売上高は343億9000万円と20億円アップ(13年9月期比6・2%増)、営業利益は9億5600万円(同0・4%増)、経常利益9億1500万円(同4・0%増)、純利益5億4900万円(同4・4%増)を見込む。
 営業利益率は2・9%から2・8%にわずかに下がる。

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