セコマ(本社・札幌市中央区)と学校法人藤天使学園の藤女子大学(札幌市北区)は2025年11月12日、連携に関する包括協定を締結した。セコマが大学と包括協定を結ぶのは、北海道大学に次いで2例目、藤女子大が民間企業と包括協定を結ぶのは、国分北海道(本社・札幌市中央区)などに次いで3例目。
(写真は、セコマと藤女子大の包括協定締結式。前列左から、渡邊学長、赤尾社長)
藤女子大では、2024年4月に聖職者ではない初の学長として、外務省出身で、2023年10月から副学長を務めていた渡邊賴純氏が就任、今まで以上に地域との連携を強める施策を展開している。2025年度からは、人間生活学部をウェルビーイング学部に改称、学科も人間生活学科を地域創生学科、食物栄養学科を食環境マネジメント学科とするなど、地域の課題解決や地域貢献に資する大学を目指す動きを活発化させた。
渡邊学長は、北海道経済同友会にも入会、道内経済界との交流にも積極的で、同会代表幹事の丸谷智保・セコマ会長の出会いを通して今回の包括協定に繋がった。包括協定では、①人材の育成に関すること②地域経済の活性化に関すること③国際化に資すること④食と健康に関すること⑤自然環境に関すること⑥その他本協定の目的に資することーーが盛り込まれている。
この日、藤女子大北16条キャンパス(札幌市北区北16条西2丁目)で行われた協定締結式で、渡邊学長は、「北海道を代表する企業、セコマとの協定締結は大きな意味がある。着任以来、産官学の連携に力を入れたいと考えており、セコマの新製品開発や企画にもお役に立てればと思う。教学と研究の両面で連携し、寄付講座にも取り組みたい」と話した。赤尾社長は、「具体的にはこれから話し合いで決めていくが、ウェルビーイング学部とは、さまざまな連携ができると楽しみにしている」と語った。



































