IMG_9214IMG_9208 サッポロドラッグストアー(本社・札幌市)が旭川市内で3店舗体制を構築した。7月5日の「旭川大町2条店」に続き9月18日に「旭川4条通店」と「旭川豊岡4条店」を同時オープン、北海道第2の都市ながらサツドラ店舗のない空白地域を解消した。旭川市は同業のツルハ(本社・札幌市)発祥の地でもあり、旭川市内でも店舗数は引き離れている。サツドラはどこまで知名度を高め集客することができるか注目される。(写真左はサツドラ「旭川4条通店」、写真右は「旭川豊岡4条店」)
 
「旭川4条通店」(4条10丁目)は、道新旭川支社跡地を利用した店舗でデベロッパーは大和リース(大阪市)。店舗面積は約400坪で同じ敷地内には、かつ丼・とんかつの「かつや」が出店している。建設は廣野組。
 
 一方、「旭川豊岡4条店」(豊岡4条3丁目)は、4条通を3㎞ほど東進した場所にある。地元の住宅総合メーカー、カワムラの本社隣接地に建設された。こちらの店舗は約440坪で同じ建物内にコンビニの「ローソン旭川4条3丁目店」、美容と癒しの「ヌーベル」が入っている。
 
「旭川4条通店」と「旭川豊岡4条店」は9月18日に同時オ―プンしたが、2店舗共にフロア構想は同じ。入り口付近にコスメ商品、中央の11本の陳列棚にはペット用品、衣料、工具、日用雑貨、菓子・飲料・調味料など食品を配置。壁沿いには日配食品や生鮮野菜を一部、それにリーチインタイプの縦型冷凍陳列ケースを導入して冷凍食品の品揃えを図っている。また、アイスクリームなどはデュアルタイプの冷凍・冷蔵陳列ケースに入れている。
 レジ近くにはお酒コーナーと医薬品コーナーがあるが、「旭川4条通店」のフロア案内には調剤コーナーも記入されている。
 
 旭川市はツルハが1929年に鶴羽薬師堂から始まった原点となる地。本社は1991年に札幌に移転したが旭川は今でもツルハの牙城でドラッグストアは40店舗を展開している。サツドラは、かつて旭川進出を果たしたものの閉店を余儀なくされ人口34万人という北海道第2の都市でありながら空白地域だった。今回、400坪の均一フォーマットのフロア構成で競争力を高め、満を持しての進出となった。
 
 サツドラはさらに旭川での出店攻勢を強めて行く計画で「ツルハ」のシェア切り崩しに全力を注ぐ考え。


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