サツドラホールディングス(本社・札幌市北区)の子会社、サッポロドラッグストアー(同・同)が旭川のドラッグストア戦略を見直している。これまで出店攻勢を掛けてきたが、今年に入って3店舗を閉店。旭川はツルハ(同・同市東区)の発祥の地でサッポロドラッグストアーはリベンジ戦で出店を強化したが、見直しを余儀なくされている。(写真は、ツルハ店舗跡に建設中の「サツドラプラタナス通店」=2013年10月下旬)

 サッポロドラッグストアーは、2005年ころに旭川に3店舗を出していたことがあるが、その後撤退を余儀なくされショッピングセンター内に小規模店1店舗という状態が続いた。2013年に入り7月の「旭川大町2条店」を皮切りに9月の「旭川豊岡4条店」、11月の「旭川4条通店」、「旭川プラタナス通店」と矢継ぎ早に出店、ツルハの牙城にリベンジ戦で切り込む戦略を繰り広げた。

 その後も出店を重ね、昨年までに10店舗体制を構築、旭川で一定程度のシェアを握るまでに成長した。しかし、今年に入ってから風向きが変わり3月10日に「旭川花咲町店」を開店から4年弱で閉店、6月9日には「旭川緑町店」を3年弱、6月16日には「旭川永山3条店」を5年弱でそれぞれ閉店した。

「旭川緑町店」跡はエコノス(本社・札幌市白石区)が7月26日にリユース店の「エコタウン旭川西店」(ハードオフ、オフハウス、ホビーオフの3業態)をオープンさせ、「旭川永山3条店」跡には8月10日に「ゲオ旭川永山3条店」が移転オープンしている。

 ツルハは、サッポロドラッグストアーがリベンジ出店を始めた13年当時は市内に調剤薬局を含めて41店舗だったが、6年間で50店舗まで増やした。サッポロドラッグストアーも事実上のゼロから10店舗まで拡大したが、6年で出店戦略見直しを迫られた格好だ。ドラッグストア市場には追い風が吹いているものの消費増税後の消費環境は見通せない。サッポロドラッグストアーのリベンジ戦は再び頭をもたげるだろうか。


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