ラルズが「スーパーアークス苗穂店」リニューアルへ、ダイイチアリオ札幌店に対抗

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 アークス(本社・札幌市中央区)グループのラルズ(同・同)は、「スーパーアークス苗穂店」(同市東区北7条東18丁目2-10)をリニューアルする。2025年6月19日(木)15時から2週間休業して改装工事を行い、同年7月4日(金)にオープンさせる。(写真は、「スーパーアークス苗穂店」)

「ス―パーアークス苗穂店」は、旧国鉄清算事業団の敷地をラルズが入札で取得し、1998年10月30日に「ビッグハウス苗穂店」としてオープンさせた店舗。当時、同社が進めていた「ビッグハウス」業態の新設店舗としては、「大麻店」(江別市大麻ひかり町)に続く2号店だった(既存店を転換した「ビッグハウス」1号店は「太平店」)。土地は、用途制限によって本来は、店舗建設ができなかったが、札幌市で初めて建築基準法48条のただし書きが適用され、店舗建設が実現した。店舗面積は約1194坪(約3943㎡)。

 2013年6月27日に「スーパーアークス」業態に転換、今回のリニューアルは、それ以来、12年ぶり。最新の「スーパーアークス」MD(マーチャンダイジング=販売政策)をフル導入し、水産コーナーには、「おさかな食堂」を設置して手作りフライや焼き魚など惣菜を揃え、食肉コーナーでも「肉バルレストラン」を新設する。また、惣菜コーナーでは、鉄板調理メニューのアイテムを増やす。冷凍食品コーナーには、リーチイン冷ケースを取り入れる。

 内外装も一新して、ドラッグ売り場のレイアウトも一部変える。リニューアルの投資額は、約3億円。ラルズの松尾直人社長は、「アリオ札幌にダイイチが入ったことで、影響を受けている。これまでも対策を打ってきたが、リニューアルによって競争力を高める」と話しており、店舗売り上げを前年比15%以上伸ばす計画。

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