ケーズホールディングス(本社・茨城県水戸市)の子会社、デンコードー(同・宮城県名取市)は、2025年3月20日、帯広市西18条南1丁目4-1に、「ケーズデンキ帯広店」をオープンさせた。帯広市初出店で、十勝管内では、「帯広音更店」(河東郡音更町)に続く2店舗。道内店舗数は、これで35店舗になる。(写真は、「ケーズデンキ」の看板)
「テーズデンキ帯広店」は、JR柏林台駅近くの弥生新道沿いに立地しており、合田観光商事(本社・札幌市中央区)が展開していたパチンコ店「柏林台ひまわり」跡地に建設した。十勝管内には、2019年11月に「ケーズデンキ帯広音更店」がオープンしており、「帯広店」は2店舗目。売り場面積は約1526坪(5036㎡)。
デンコードーは、1990年2月に北海道に進出。その後、そうご電器のFC(フランチャイズ)展開をしていた池田(本社・伊達市)が、そうご電器の破綻に伴ってケーズデンキのFC展開に切り替わり、道内は、デンコードーと池田が「ケーズデンキ」の出店を進めてきた。2015年8月に、デンコードーが池田を吸収合併、道内展開は一本化された。
直近の「ケーズデンキ」出店は、2021年11月25日の「平岸店」(札幌市豊平区)、2022年11月17日の「旭川春光店」(旭川市)、2023年11月23日の「屯田店」(札幌市北区)、2024年11月14日の「千歳店」(千歳市)と、毎年1店舗、11月に出店してきた。今回は、11月の流れを破って3月の出店となった。
道内の家電量販店では、ヤマダデンキ(本社・群馬県高崎市)が展開する「テックランド」などが39店舗あり、「ケーズデンキ」がそれに続く35店舗。市町村別の出店状況を見ると、「ヤマダデンキ」が21自治体、「ケーズデンキ」は27自治体で、重複しているのは17自治体。「ヤマダ」がなくて「ケーズ」があるのは10自治体、「ケーズ」がなくて「ヤマダ」があるのは4自治体で、店舗分布に関しては、「ケーズ」が上回っている。ちなみに「ヤマダ」がなくて「ケーズ」があるのは、江別市、根室市、留萌市、稚内市、音更町、標津郡中標津町、日高郡新ひだか町、二海郡八雲町、余市郡余市町の4市6町。「ケーズ」がなくて「ヤマダ」があるのは、網走市、美唄市、石狩市、上川郡東神楽町の3市1町。