サンドラッグ(本社・東京都府中市)グループで、北海道の「サンドラッグ」を運営しているサンドラッグプラス(同・札幌市東区)が、居抜き出店を強化している。既報した2024年9月下旬オープンの「恵庭大町店」(恵庭市)のほか、同時期の「深川店」(深川市)、同年10月中旬の「旭川豊岡7条店」(旭川市)も居抜きでオープンさせる。(写真は、「サンドラッグ」の看板)
2024年9月中旬オープン予定の「サンドラッグ深川店」(北光町3丁目2-61)は、同年7月21日に閉店したファッションの「サンキ深川店」跡への居抜き出店。近くには「ツルハドラッグ北光店」(北光町3丁目4-10)があり、勝負を挑む。深川市には初出店。同年10月中旬オープン予定の「サンドラッグ旭川豊岡7条店」(旭川市豊岡7条8丁目1-1)は、同年5月13日で閉店した「ラルズマート豊岡店」跡への居抜き出店。旭川市内7店舗目となる。
ドラッグストア業界では、「サツドラ」が居抜き出店よりも新設出店を優先、「ツルハドラッグ」は一時期、居抜き出店を強化したが、現在は、新設出店を優先している。「サンドラッグ」も新設出店を志向した時期もあったが、最近は、居抜き出店を積極的に行っている。2024年を見ると2月に「コープさっぽろ春採店」(釧路市)跡、3月には「TSUTAYA小樽店」(小樽市)跡に出店した。9月下旬オープン予定の「恵庭大町店」も「TSUTAYA恵庭店・岡本書店恵庭店」跡への出店。建設費の高騰で自前で建設すれば投資負担がかさみ、新設店舗を賃借するにしても賃料負担が大きい。居抜き出店に徹する「サンドラッグ」の出店攻勢が続く。