イトーヨーカ堂(本社・東京都千代田区)は、大型ショッピングセンター(SC)「アリオ札幌」(札幌市東区北7条東9丁目)にある「スパ・レジャー館」と「第2立体駐車場棟」を閉鎖・解体する。
(写真は、閉鎖・解体される「スパ・レジャー館」=上と「第2立体駐車場棟」)
「アリオ札幌」では、中核施設の「イトーヨーカドー」が店舗撤退、食品売り場の後継施設として、資本業務提携先の「ダイイチ」が入るなど、営業体制が大きく替わる。「スパ・レジャー館」などの閉鎖・解体もその一環。「アリオ札幌」は、2005年11月にサッポロビール工場跡地に開業した大型SC。「スパ・レジャー館」や「第2立体駐車場棟」も同時に開業、利用開始となった。
「スパ・レジャー館」は開業当初、セガ系の温浴施設とセガ系のアミューズメント施設が入っていたが、いずれも撤退。その後、テナント変遷を経て、現在は1階が「スパ&フィットネス ルネサンス アリオ札幌」とペットタウン「テン・テン」、2階は同じくルネサンスとナムコ系の「あさびパーク」やゲームセンターなどが入っている。1階の南側入り口付近には、当時の温浴施設でよく見られた枯山水的な造作が、今も残されている。
「スパ・レジャー館」の店舗面積は、1~2階合わせて約900坪(約3000㎡)、「第2立体駐車場棟」は406台の収容台数がある。土地面積は約2500坪とみられる。2つの建物は、苗穂駅連絡通寄りに建っており、「北海道日本ハムファイターズ屋内練習場」の隣接地。「アリオ札幌」が大きく変わる中で、解体後の跡地利用が注目される。