北海道×セコマ×カゴメが「健康増進宣言」、「野菜を食べようキャンペーン2024」

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 北海道とセコマ(本社・札幌市中央区)、カゴメ(同・名古屋市中区)北海道支店は2024年6月18日、札幌市中央区のカゴメ北海道支店で、「健康増進宣言」を行い、3者共同で取り組む「野菜を食べようキャンペーン2024」のイベントを実施した。野菜摂取量を増やすことで健康増進を道民に訴えるもので、キャンペーン期間中(同年6月17日~同年7月14日)に、セイコーマート店舗を通じて野菜を気軽に摂取できる商品の購入を促し、購入者には、カゴメ商品のプレゼントなど特典も用意する。(写真は、「健康増進宣言」のキャンペーンを告知する道保健福祉部健康安全局の竹内正人局長、セコマの佐々木威知執行役員渉外部部長、カゴメ北海道支店の小柳秀樹支店長=左から)

 イベント会場には、道保健福祉部健康安全局の竹内正人局長、セコマの佐々木威知執行役員渉外部部長、カゴメ北海道支店の小柳秀樹支店長らが集まった。竹内局長は、「『北海道健康づくり協働宣言』の趣旨に賛同していただいているセコマ、カゴメとともに、道民の野菜摂取量を増やすため2011年(カゴメは2018年)から14年にわたってこのキャンペーンに取り組んでいる。今年3月に策定した新たな健康増進計画『すこやか北海道21』に基づき、生活習慣や社会環境の改善を通じて、子どもから高齢者までの健康づくりを進め、健康に無関心な方も含めたアプローチを行うため、食環境整備にも産学官で連携して取り組みたい」と挨拶した。

 セコマの佐々木部長は、「道と連携して1日350g以上の野菜摂取に取り組もうとこのキャンペーンがスタートした。できるだけ地元の野菜を使った惣菜、麺類、漬物などを手ごろな価格で提供することに努めてきた。今回キャンペーンの対象商品は56種類。この機会に、野菜が摂れるセイコーマートの商品を生活の中で活用いただきたい」と話した。

 カゴメ北海道支店の小柳支店長は、「2018年より、キャンペーンに参画して、道民の野菜不足解消に向けて協働してきた。野菜摂取量が、簡単に測定できる『ベジチェック』を野菜摂取の指標の一つとして活用してもらいたい」と話したうえで、2023年5月にカゴメが設立した一般社団法人ナトカリ普及協会について紹介、「ナトカリバランス(ナトリウムとカリウムの摂取バランス)の考えを取り入れて、野菜を摂取することで道民の健康増進にお役に立ちたい」と語った。

 イベントでは、2022年度に道が実施した健康づくり道民調査のうち、野菜摂取量について報告があり、目標値1日350g以上に対して、男性の平均値が253・7g、女性の平均値が271・5gで、いずれも350gを下回っていたことが示された。また、健康増進の取り組みに熱心な自治体として、富良野市の北猛俊市長が登壇。北市長は、「昨年度からカゴメと連携して、ベジチェックと当市の健康ポイント事業を連動させて実施している。今年度は、1年間ベジチェックを市役所に常設するほか、出張ベジチェックを実施して幅広い年代の方に野菜を食べる大切さを伝えたい。また、ベジウォークイベイトを秋に企画している」と紹介した。北市長はベジチェックの数値について、「私は昨年6・2だったが、今年は1日350gの野菜摂取量に相当する7・0を目指したい」と付け加えた。

 セコマでは、キャンペーンに合わせて、新たに「野菜4週間チャレンジ企画」も実施する。セイコーマートクラブカード会員限定で、対象商品購入による累計野菜摂取量を競い、ランキング上位10人に「カゴメトマトジュース食塩無添加(200ml)」1ケース(12本入り)をプレゼントする。
(写真は、イベント終了後にセイコーマートの野菜が入った惣菜などを試食する主催者の3人)

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