セコマ(本社・札幌市中央区)と北海道、カゴメ(同・名古屋市中区)は6月30日、道庁赤れんが庁舎前庭で道民の野菜摂取量を増やす共同キャンペーンの10周年記念行事を行った。(写真は、「野菜を食べようキャンペーン」10周年記念行事。左からセコマ・丸谷智保会長、北海道・鈴木直道知事、カゴメ・山口聡社長)

 セコマと道は、2011年から協働企画「野菜を食べようキャンペーン」を実施している。これは、北海道健康増進計画「すこやか北海道21」に基づき、道民の野菜不足を解消、健康的な生活を応援するためのもの。3年前からカゴメも参画、今回10年目の節目でありウィズコロナの新しい生活様式の中で健康の大切さを訴える場として記念行事を行った。

 出席した鈴木直道知事は、「新型コロナウイルスとの戦いが続いているが、健康を維持する上でバランスの取れた食事をするのが何よりも大切。1日350gの野菜摂取を目標に掲げているがまだ届いていない。野菜を摂って健康を維持しながら、コロナ禍の夏を道民みんなで乗り越えていきたい」と挨拶した。

 セコマの丸谷智保会長は、「この取り組みを初めて10年目、22回目のキャンペーンになるが、キャンペーン対象商品の販売数量は累計2000万個以上となり野菜摂取の促進に繋がっている。コロナの時代を乗り切っていくためにも、野菜を食べようキャンペーンを3者協調して推進したい」と話した。
 カゴメの山口聡社長は、「ウィズコロナの時代、野菜を食べて免疫力を高めたいというニーズはこれまで以上に高まっている。野菜を手軽に取れる商品の提供で、道民の健康長寿に貢献したい」と述べた。

 記念行事では、カゴメがドイツのメーカーと共同で開発した野菜摂取量測定器「ベジチェック」のモデル測定も行われた。手のひらをパネルにかざすだけで体の野菜摂取量が数値化されるもので、鈴木知事がトライすると350gの数値が表示され、奇しくも道の推奨摂取量と同じだった。鈴木知事は、「お味噌汁に野菜を入れたり野菜ジュースなどを飲むようにしています」と話した。
(写真は、野菜摂取量測定器「ベジチェック」で350gの数値が出た鈴木知事)


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