ウエスタン（本社・ 帯広市）が展開していた旧「焼肉バイキングウエスタン北郷店」（札幌市白石区北郷4条5丁目5-8）の店舗跡に、低価格スーパー「業務スーパー北郷店」が居抜き出店する。オープンは、2024年7月中旬となっている。
（写真は、旧「焼肉バイキングウエスタン北郷店」）
「焼肉バイキングウエスタン北郷店」は、マイカル北海道の店舗などを保有していた北海道ショッピングセンターの子会社、北海道ポロロッカが展開していたスーパー、「ポロロッカ食品館北郷店」跡に2001年に出店。焼肉や寿司、カレー、スパゲティ、サラダ、デザートが食べ放題の店として営業してきたが、2024年3月31日に23年間の営業を終えた。
その店舗跡を利用して、今度は「業務スーパー北郷店」が入ることになった。運営するのは、神戸物産（本社・加古川市）のフランチャイジー、G-7スーパーマート（同・神戸市須磨区）。同社は、「業務スーパー」最大のフランチャイジーで、全国に192店舗を展開。北海道には現在、34店舗の「業務スーパー」があるが、同社はそのうち15店舗を運営している。34店舗中、札幌市内は13店舗だが、10店舗が同社の運営によるもの。
出店場所は、厚別通沿いで、近隣には「産直生鮮市場北郷店」、「イオン北郷店」、「コープさっぽろきたごう店」がある。「業務スーパー」は、低価格のグロサリー食品や日配品が中心で、品揃えは少ないものの精肉、青果、惣菜も扱っている。価格優位性と他のスーパーには置いていない品揃えによって、顧客を集めるMD（販売政策）が特徴。「業務スーパー」が、10数年前に北海道に初上陸して以降、売り上げ不振を原因とする閉店は、今のところ1店舗もない。「業務スーパー」と他のスーパーの棲み分けが、成立しているようだ。
