食品スーパーのホクレンショップを運営するホクレン商事(本社・札幌市)は6日、「ホクレンショップ栗山店」(夕張郡栗山町朝日4丁目)をオープンした。昨年自己破産した有限会社鵜川商事(栗山町継立)の「スーパー寿(ことぶき)栗山店」を居抜きで取得したもので、店舗面積は直営部分で約280坪。松山卓店舗事業本部店舗商品部企画担当次長は、「周辺には高齢者が多いため、この規模の売場面積がニーズにあっているようだ」と述べ、年間7億円程度の売上げを見込んでいる。(写真は、6日にオープンしたホクレンショップ栗山店と魚介類の売場=2013年6月8日午後撮影)
 
 オープン3日目の8日現在で「計画を上回るペース」(松山氏)で売上げが伸びているという。売上げを牽引しているが魚介類。新鮮な魚介類コーナーが店舗内の角の部分に位置し、直営でありながら威勢の良い声が店員から飛び、市場的な感覚がある。
 前出の松山氏は、「他のホクレンショップでは肉と魚はほぼ同じ売上げだが、この店では魚の支持が多いようだ」と語る。
 
 栗山町内には、北雄ラッキー(本社・札幌市)とマックスバリュ北海道(同・同)が食品スーパーを展開しており、2店の店舗面積はいずれも600坪を超える。マックスバリュ店舗とホクレンショップ店舗はほぼ隣り合わせにあるため競合は激しくなりそう。
 ホクレンショップの店舗内には、100円ショップのワッツ(東大阪市)がテナントとして入っている。


この記事は参考になりましたか?