アークス(本社・札幌市中央区)グループのラルズ(同・同)は、「ビッグハウス光洋店」(苫小牧市光洋町1丁目12-12)を「スーパーアークス」に業態変更、2024年2月9日(金)にリニューアルオープンさせる。ラルズが展開する「スーパーアークス」としては、苫小牧市内で初めての店舗となる。(写真は、2024年2月9日に「スーパーアークス」にリニューアルする「ビッグハウス光洋店」)
「ビッグハウス光洋店」は、1990年代に旧ユニークショップつしま(函館市)が「Uバリュー」としてオープンした店舗をラルズが事業承継、2002年4月26日にオープンさせた食品スーパーマーケット。2008年に一度リニューアルを行っているが、今回はそれ以来、16年ぶりに大掛かりなリニューアルになる。
2024年1月27日15時から一時閉店し、12日間の休業期間中に、配管を含めて冷ケースの全面入れ替えを行う。また、海に近いため看板や外装に錆が発生しており、こうした老朽化対策も行う。店舗MD(販売政策)に関しては、①インストアベーカリーの導入②水産売り場に「さかなやの寿司」を導入③冷凍食品強化ーーの3本柱を実施、「スーパーアークス」MDの水平展開を行う。
「ビッグハウス光洋店」は、当初は好調な売り上げを確保していたが、近隣に「マックスバリュ」などが出店、競合対策が必要な時期に差し掛かっていた。ラルズは、苫小牧市で同店のほか、「ビッグハウス明野店」(明新町5丁目18-27、ユニークショップつしまUバリュー承継店)、「ビッグハウス明徳店」(明徳町2丁目3-1)を展開している。これら3店舗の中で「光洋店」の売り上げ低下が目立っていたため、「スーパーアークス」への業態変更で歯止めをかけ、売り上げ回復を狙う。リニューアルによって15%以上の売り上げ増を狙い、年商20億円超えを達成したい考え。