サッポロドラッグストアー（本社・札幌市東区）は、大学生や専門学校生のデザインを採用した歯ブラシとショッピングバッグを商品化、2024年1月24日に採用された、デザインを作成した学生ら4人に感謝状を贈呈した。
（写真は、オリジナルデザイン作成の感謝状贈呈式。左からサッポロドラッグストアードラッグストア事業本部開発商品企画課・藤森千詠ディレクター、札幌デザイナー学院専門学校・石田こなつさん、北海道芸術デザイン専門学校・藤田ののかさん、札幌大谷大学・向井真穂さん、同・渡真裕さん、サツドラHD・富山浩樹社長CEO）
サッポロドラッグストアーは、2019年からショッピングバッグについて、学生が考案したデザインを採用するなどコラボ展開をしてきた。コロナ禍で一時中断していたが、今回、こうした取り組みを再開、ショッピングバッグのほかにも、日常的に使う歯ブラシについて学生らのデザインを募った。コンセプトは、「サツドラ」のブランドコンセプトである「北海道のいつもを楽しくに」沿ったもので、歯ブラシについては、複数の大学に企画を依頼、23人から応募があった。
その中から採用されたのは、札幌大谷大学芸術学部美術学科の向井真穂さん（20）と渡真裕さん（21）のデザイン。向井さんのデザインは、透明な柄の部分に「海のいきもの」をデザインしたもので、海の中にさまざまな魚介類がいる様子を表現。渡さんは「森のいきもの」としてキツネ、クマ、エゾシカ、シマエナガなど6種類の動物の横顔と足跡を組み合わせた。
ショッピングバッグは、北海道芸術デザイン専門学校から74作品、札幌デザイナー学院専門学校から44作品の参加があり、その中から北海道芸術デザイン専門学校の藤田ののかさん（20）、北海道安達学園札幌デザイナー学院専門学校の石田こなつさん（19）のデザインが選ばれた。藤田さんのデザインは、北海道を連想させるさまざまなモノを一つずつ丁寧に描き、サツドラ店舗も入っている。石田さんのデザインは、北海道の雪原をイメージ、人文字で「北海道ハッピーライフスタイル」を描き、さまざまな動物の足跡も表現した。
4人は、それぞれサツドラホールディングス（HD、本社・札幌市東区）の富山浩樹社長CEOから感謝状を受け取った。歯ブラシをデザインした向井さんは、「自分のデザインは選ばれないと思っていたので、採用されてとてもうれしい。兄弟がいるので使ってほしい」、渡さんは「自分の感性を受け入れてもらえたのがうれしい。年齢を問わず多くの人に使ってもらいたい」と話した。
ショッピングバッグをデザインした藤田さんは、「選んでもらって感謝の気持ちでいっぱい。多くの方に使っていただきたい」、石田さんは、「採用されるとは思っていなかった。採用された瞬間は震えが止まらなかった。ストーリー性のあるデザインにしているので、見た人が楽しくなってくれたらうれしい」と話していた。
歯ブラシの「海のいきもの」と「森のいきもの」は6本セット、980円（税抜き）、各5000個限定、ショッピングバッグは各200円（税抜き）、各3000個限定。いずれも道内の「サツドラ」店舗約200店舗で販売している。
（写真は、サツドラ店舗で販売されている歯ブラシ「海のいきもの」「森のいきもの」）
（写真は、サツドラ店舗で販売されている、オリジナルデザインのショッピングバッグ）
