小樽の歴史的建造物を使った「TOAmart小樽運河店」、2024年1月21日閉店

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 小樽運河沿いに建つ小樽市指定歴史的建造物、旧篠田倉庫を利用した半額専門店「TOAmart(トーアマート)小樽運河店」(小樽市港町5-4)が、2024年1月21日(日)19時に閉店する。コロナ禍を経て、店内はインバウンドで賑わっているが、オープンから2年足らずで閉店する。(写真は、旧篠田倉庫を利用した「TOAmart小樽運河店」)

「TOAmart」は、日用雑貨、美容・健康器具、食品などの企画開発・製造、卸の東亜産業(本社・東京都千代田区)が全国で展開している半額専門店。コロナの感染拡大が始まった頃、同社は、新型コロナウイルスPCR検査センターを全国に展開していたが、2021年後半からこのPCRセンターを衣替えして「TOAmart」の出店を開始していった。2023年初めには、北海道では稚内から函館まで全道に17店舗まで増やした。しかし、今年2月頃から閉店が進み、現在は5店舗まで減少している。

「TOAmart小樽運河店」は、2022年4月25日にオープンした店舗。旧篠田倉庫を利用して店舗展開していた、インバウンド向けの免税店の「ラオックス小樽運河店」の後継テナントだった。旧篠田倉庫は、大正14年に建設された木骨煉瓦造の建物で、内部は中二階もあり、内部は広々とした空間。

 コロナの5類移行で観光客も小樽に戻ってきており、同店では、飲料などを買い求めるインバウンドの来店が増えているが、2024年1月21日で閉店することになった。これによって、道内の「TOAmart」は、4店舗になる。

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