根室市歯舞3丁目4-1の根室半島線(道道35号)にある「セイコーマートうちやま歯舞店」は、日本で最も東にある「セイコーマート」。店舗外壁には、緯度と経度を記した、最東端店舗の看板シールが貼られている。(写真は、「セイコーマートうちやま歯舞店」)
(写真は、日本最東端店舗を示す看板シール)

 中に入ってみると、「HOT CHEF」があり、マルチコピー機があり、ちょっとした野菜類も置いているセイコーマートの標準店舗。店員さんに聞くと「普通のセイコーマートと変わりないよ。あっ、これは当店独自の商品かな」と見せてくれたのは、『まるごと骨まで食べれる氷下魚(こまい)』。地元の有限会社丸仁が製造している魚介乾製品。おやつにもなりそうなスナック風の水産加工品で、「おやつカルパス」と並べて販売されている。

 ーーどんなお客さんが来ますか?
「そりゃここらに住んでいる人に決まっているよ。半島(根室半島)にはお店がないから、半島の先(納沙布岬)からもお客さんは来る。高齢のお客さんが歩いてきたら、うちの店長が帰りは車で送っている。最近増えているお客さんは外国人かな。この辺りに住んで漁船に乗っているインドネシアの人がよく来るようになった。外国人の観光客も増えてきたね」
 ーー一番売れているのはなんですか?
「アイスさ。浜の人はストーブばんばん焚くから」

(写真は、同店で販売されている『まるごと骨まで食べれる氷下魚』=右)

 元々は別の場所で小売店をしていたオーナーが、24年前にこの店舗を始めた。「日本最東端店舗」の看板シールは、3年ほど前にセイコーマート本部の人が来て貼っていったそう。店舗の後方は、根室半島の原野が広がっている。
(写真は、店舗後方に広がる原野)


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