コロナの禍中に北海道でも店舗を増やしていった東亜産業(本社・東京都千代田区)の半額専門店「TOAmart(トーアマート)」は、2023年12月17日(日)に北海道1号店の「札幌狸小路店」(中央区南2条西4丁目清水ビル1・2階)を閉店する。これによって、道内の「TOAmart」は札幌、函館、小樽、苫小牧に各1店舗の計4店舗となり、2023年初めの17店舗から大きく減少する。(写真は、2023年12月17日に閉店する「TOAmart札幌狸小路店」)
「TOAmart」は、日用雑貨、美容・健康器具、食品などの企画開発・製造、卸の東亜産業が全国で展開している半額専門店。コロナの感染拡大が始まった頃、同社は新型コロナウイルスPCR検査センターを全国に展開したが、2021年後半からこのPCRセンターを衣替えして「TOAmart」の出店を開始。北海道では、2021年11月に札幌狸小路商店街にあった「PCR札幌センター」を「TOAmart」に転換したのが最初だった。
2023年の初めには札幌市4店舗、函館市2店舗、旭川市、恵庭市、小樽市、帯広市、稚内市、苫小牧市、滝川市、登別市、中川郡幕別町内、檜山郡江差町内、余市郡余市町に各1店舗の計17店舗を展開していたが、今年2月頃から閉店が進み、2023年10月末までに11店舗が閉店、さらに11月30日(木)には、「札幌宮の沢店」(札幌市西区)が閉店することが分かっていた。
今回、新たに「札幌狸小路店」が2023年12月17日に閉店することが、店頭に告知された。同店は、狸小路商店街に面しており、戻り始めたインバウンドで賑わっていたが、開店から2年で閉店する。札幌市内には、「札幌本店」を兼ねる「大通り店」(中央区大通西12丁目4-99)だけとなる。同店は、同年11月1日から営業時間を24時間から10時~20時に変更している。