北海道でも増え始めた「コストコ再販店」、札幌に「ミニコスマーケット」近々2店舗登場

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 会員制倉庫型店舗「コストコ」の商品を自ら購入して販売する店舗が、北海道でも増えてきた。いわゆる「コストコ再販店」と呼ばれるもので、函館市や上川郡新得町では既に店舗があるが、2023年12月には札幌市内にも登場、さらに2024年1月には同市内にもう一店舗オープンする予定。(写真は、札幌市中央区に2024年1月にオープンする「ミニコスマーケット」の出店場所)

「コストコ」は、北海道では「札幌倉庫店」(札幌市清田区)と「石狩倉庫店」(石狩市)の2店舗がある。入店して購入するには年会費が必要で、個人向けに「エグゼクティブ・ゴールドスター」(年間9900円税込み)、「ゴールドスター」(年間4840円同)の2種がある。「コストコ再販店」では、会員になる必要はなくコストコ商品が買えるメリットがあるが、再販業者が自ら購入して販売するため、実際のコストコ店舗よりも割高になっている。それでも、手軽に身近にコストコ商品が買えるため需要が伸びている。

 これまでも、北海道では「東武」や「フードD365」など既存スーパーで「コストコフェア」を行ったケースはあるが、「コストコ再販店」は常設でコストコ商品を常時販売するのが特徴。北海道では、函館市内に2019年頃から「バリューストアミニコス」が営業しており、2022年10月には上川郡新得町には、「Stock」がオープンした。こうした中、2023年12月には、札幌市西区琴似2条4丁目1-3に「ミニコスマーケット」がオープンし、2024年1月には、同市中央区南7条西6丁目にも「ミニコスマーケット」がオープンする予定。

 琴似の店舗は、2022年12月末に閉店した「札幌パン琴似工房」の店舗跡で、南7条西6丁目の店舗は、新設の5階建て賃貸マンション「プルミエール南7条」の1階に入る予定。コストコ商品が手軽に身近に買える、こうした店舗が増えていきそうだ。

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