サツドラホールディングス(本社・札幌市東区)の子会社、サッポロドラッグストアー(同・同)は、2023年9月24日(日)で「北海道くらし百貨店アリオ札幌店」(札幌市東区、アリオ札幌1階)の営業を終了する。オープンから2年半で役割を終える。同社は、同年7月末で「新千歳空港店」(千歳市)を閉店しており、これによって、北海道くらし百貨店の実店舗は「羽田エアポートガーデン店」(東京都大田区)の1店舗となり、北海道の実店舗はなくなる。(写真は、2023年9月24日で閉店する「北海道くらし百貨店アリオ札幌店」)

「北海道くらし百貨店」は、北海道の食品や生活雑貨、工芸品などを取り扱う北海道の食とライフスタイルのアンテナ店舗。コンセプトは、①北海道ならではの魅力をもった商品を日本中、世界中に広める②消費者の日常に北海道ブランドを手の届きやすい形で浸透させ、北海道の良品を通じてより良い日常の食卓・生活を提案する③北海道の生産者、作家、企業とともに北海道の経済活性化を目指す――というもの。

 1号店は2017年6月にオープンした「札幌ノルベサ店」(札幌市中央区)。同年11月に「沖縄国際通り店」(那覇市)、2018年8月に「新千歳空港店」、2019年3月に「ららぽーと柏の葉店」(千葉県柏市)、2021年4月に「アリオ札幌店」、2023年1月に「羽田エアポートガーデン店」を出店してきた。しかし、コロナ禍で国内旅行客やインバウンドが蒸発したことから販売が低迷、これまでに「札幌ノルベサ店」や「沖縄国際通り店」、「ららぽーと柏の葉店」を閉店。コロナが明けて人流も戻っているが、「新千歳空港店」に続いて「アリオ札幌店」も閉店することになった。
 これによって、道内の「北海道くらし百貨店」の実店舗はなくなり、道外の「羽田エアポートガーデン店」(羽田エアポートガーデン2階)の1店舗になる。以前から手掛けているネットショップを継続して展開する。


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