JR札幌駅北口で進められている、北8西1地区第一種市街地再開発事業。「さつきた8・1」と名付けられた複合再開発ビルは、2024年4月に開業する。その低層階に入る物販区画と面積が、明らかになった。(写真は、来春開業の「さつきた8・1」の住宅棟)
「さつきた8・1」の目玉は高さ174mの住宅棟。「ONEステーション札幌」と名付けられたマンションは全624室。北海道最高層であることや、地下鉄駅まで1分の立地であること、デベロッパーの大和ハウス工業(本社・大阪市北区)、住友不動産(同・東京都新宿区)、東急不動産(同・同都渋谷区)、NIPPO(同・同都中央区)の4社が「ONE TEAM」として遂行する、共同事業であることを意味したネーミングとなっている。
その1階と2階のほか、ホテル棟の1階、オフィス棟の1階に物販など商業施設が入ることになっている。事業主体の札幌駅北口8・1地区市街地再開発組合(田中重明理事長)が、札幌市に提出した、大規模小売店舗の新設届出によると、小売店舗の総面積は約645坪(2129㎡)。
住宅棟の1階には、約263坪(868㎡)と約88坪(293㎡)の2区画、オフィス棟の1階には約71坪(235㎡)と約99坪(328㎡)の2区画、ホテル棟1階には約43坪(145㎡)の1区画が予定されている。さらに、住宅棟2階には、約59坪(197㎡)と約19坪(63㎡)の2区画が予定されている。
再開発事業のもう一つのエポックとなる「北八劇場」(一般財団法人田中記念劇場財団が運営、約199坪=657㎡)は、住宅棟の2~3階に整備される。また、診療所(約509坪=1680㎡)、飲食店舗(約175坪=580㎡)が入ることになっている。道内最高層のマンションと「北八劇場」。それだけでも話題性のある「さつきた8・1」、その顔とも言える商業施設には、どんなブランドが入るだろうか。