ローソン(本社・東京都品川区)は2023年8月1日、稚内市に2店舗同時に初出店したことを受け、「ローソン稚内栄五丁目店」(栄5丁目6-7)で「ローソン稚内出店記念セレモニー」を開催した。2店舗は、通常の「ローソン」とは異なり、北海道道産木材を使用した木造ローソンで、店舗面積も通常よりも約15坪広くとっている。(写真は、「ローソン稚内栄五丁目店」で行われた「ローソン稚内出店記念セレモニー」)
(写真は、オープンで賑わう店内)
セレモニーは、行政関係者や建築関係者、商品供給関係者など約50人が集まり、店舗前駐車場を利用して行われた。最初に、ローソン竹増貞信社長のメッセージが紹介され、「ローソンが初めて北海道に進出してから45年、いよいよ稚内の地に初めてのローソンが誕生することになった。ローソンは、圧倒的なおいしさをモットーに高付加価値な商品やサービスの提供を進めているが、今回の出店を機に稚内の皆さまにも同様のサービスを提案していきたい」と記した文面が読み上げられた。
続いて、ローソン廣金保彦上級執行役員東北カンパニープレジデント兼北海道カンパニープレジデントが、「北海道・札幌に出店して以来、長い間、この宗谷・稚内の地に出店することが叶わなかったが、2店舗の地主として稚内グリーンファクトリーの渡辺義範社長に力を貸していただき、念願の出店を行うことができた。8月25日には稚内エリアの3号店を、『ファイターズローソン』2号店としてオープンさせる。さらに、年内に4号店、2024年から2025年にかけては、宗谷管内に店舗展開を広げていきたい」と挨拶した。
来賓として出席した稚内市の川野忠司副市長は、「市民にとって生活必需品購入の選択肢が増え、本市を訪れる多くの観光客にとっても普段から利用する店舗として安心感に繋がり、このマチの魅力が増える。地域と一緒になった取り組みに期待するとともに、大手企業が取り組む環境対策を参考にして、本市の脱炭素社会に向けた取り組みも加速したい」と述べた。
2店舗は、内装や外装の一部に道産トドマツを使用しており、道の道産木材の利用拡大を目的とした「HOKKAIDO WOOD BUILDING」の登録店舗にもなったため、宗谷総合振興局の清水目剛局長から2人の店舗オーナーに登録証が授与された。その後、関係者11人が勢揃いしてテープカットが行われ、記念の花火20発が打ち上げられた。
「ローソン稚内栄五丁目店」は、旭川市や名寄市で「ローソン」をFC(フランチャイズ)運営しているリックス(旭川市)がFC16店舗目として展開する。また、「ローソン稚内こまどり五丁目店」(緑5丁目43-1)は、有限会社浅見(稚内市)が運営する。店舗従業員はそれぞれ20人前後、駐車場の収容台数はそれぞれ40台前後となっている。
(写真は、「ローソン稚内こまどり五丁目店」)