江別市内に新型「ローソン」が2店舗オープンした。セルフ惣菜のコーナーの設置や日配品の売り場を増強するなど、日常的な生活必需品を購入できるコンビニ店舗となっている。(写真は、7月8日にオープンした「ローソン野幌末広町店」)
(写真は、8月5日にオープンした「ローソン江別ゆめみ野店」)

 2店舗は、7月8日にオープンした「野幌末広町店」(野幌末広町38—2)と8月5日にオープンした「江別ゆめみ野店」(ゆめみ野南町1—2)。江別市内での「ローソン」新規出店は、2018年12月6日にオープンした「江別中央町店」以来とみられる。2店舗は、ローソン(本社・東京都品川区)が一昨年から導入を開始している新型「ローソン」。入り口を入ると商品の棚が奥に向かって縦方向に並び、正面奥にレジ、その横にセルフの惣菜コーナーがある。セルフ惣菜コーナーには「からあげクン」やコロッケ、焼き鳥などが並べられ、お客自身がケースを開閉して商品を取り出す方式。北海道では、昨年の新規店舗から新型「ローソン」に切り替わっており、江別市内では初登場となる。

 また、冷凍食品売り場を従来店舗より2倍に拡大しているほか、豆腐や納豆、玉子などの日配品を『毎日がこの価格!』でPOP展開して販売している。さらに道内の「ローソン」約240店舗でも導入している成城石井商品もエンドゴンドラ(陳列棚の端)で展開している。

 コロナ禍の中、「ローソン」は惣菜系冷凍食品が約5割、食卓のおかずとなるチルド惣菜が約1割伸長するなど、食品スーパーの代替ニーズが強まっている。新規店舗では、こうした消費者の使い方の変化に対応するとともに、既存店でも道内で約30店舗を改装、日常的に生活必需品を購入できる店舗への転換を進めている。


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