道東アークス、「メッセ」(北見市)を「ビッグハウス」から「スーパーアークス」に転換改装

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 アークス(本社・札幌市中央区)グループの道東アークス(同・北見市)は、「ビッグハウスメッセ」(同市中央三輪5丁目423番地5)をリニューアル、ストアネームを「スーパーアークスメッセ」に変更、2023年7月21日にオープンさせた。(写真は、2023年7月21日に改装オープンした「スーパーアークスメッセ」=道東アークス提供)

「ビッグハウスメッセ」は、ラルズ(本社・札幌市中央区)がイチワ(同・北見市)を買収、道東ラルズ(同・同、2016年3月にアークスグループの篠原商店と合併して道東アークスに社名変更)が発足した、翌年の1996年4月にオープンした店舗。2008年12月にリニューアルしたが、「ビッグハウス」業態の初期フォーマット店舗で、一物三価の大量販売の志向が強い店舗だった。人口減少、少子高齢化で多品種少量、簡便即食の志向が一段と高くなってきたことを踏まえ、アークスグループの「スーパーアークス」業態を取り入れることにした。

 青果売り場では、地場野菜コーナーを拡大、水産売り場には「さかな屋の鮨」、「さかな屋食堂」を新設、食肉売り場では、「北見焼肉」として人気の牛サガリや塩ホルモンなど内臓肉を充実させた。デリカ売り場では、専用機器を導入して「広島風お好み焼き」、「具だくさん焼きそば」など、道東アークス初の鉄板調理メニューを提供。

 冷凍食品売り場には、消費電力の節約が可能なリーチイン冷ケースを導入、アイテム数も増やした。グロサリー売り場には、道内小売業では初の「センサー感知サイネージ」を導入、映像による料理提案を行う。新たにフルセルフレジ7台も用意した。

 道東アークスの北野達志社長は、「今回の改装によって、もう一度原点である鮮度や味、おいしさの基本をしっかりと見直す。それによって、お客さまの信頼を積み重ねたい」と話した。足元商圏を再構築するとともに、常呂郡置戸町、同郡訓子府町、北見市留辺蘂町など広域商圏から集客を増やす考え。

 店舗面積は約586坪(約1994㎡)、営業時間は9時30分~21時45分(日曜日は9時開店)、駐車台数は1100台(ショッピングセンター共有)。道東アークスは、全14店舗を展開しており、「スーパアークス」業態は、「桜町店」(北見市)、「美幌店」(網走郡美幌町)に次いで3店舗目。

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