アークス(本社・札幌市中央区)グループ、道北アークス(同・旭川市)の六車亮社長は、旭川市中心部に店舗面積600坪級のスーパーマーケットの出店を検討していることを明らかにした。中心部に人口回帰していることを受け、数年内に展開したい考え。(写真は、道北アークス六車亮社長)

 道北アークスは、中心部のマルカツデパート地下で「ラルズマートマルカツ店」を展開していたが、2017年3月に閉店し、中心部に店舗がない状態が続いている。一方で、中心部にはマンション建設が進み、医療機関が集積していることから高齢者が中心部に住居を移すなど、中心部回帰が進んでいる。現在、中心部のスーパーは「イオンモール旭川駅前」に入っている「イオン旭川駅前店」の1店舗しかない。道北アークスの六車社長は、「買い物需要は根強い」として出店の具体的検討を始めている。「候補地はあるが、地権者が入り組んでいるためなかなか進まない」(六車社長)としている。以前には、旧森山病院跡地も候補になったことがあるが、具体化しなかった。

 六車社長は、中心部以外の店舗展開について、「郊外については既存店舗の移転新設を検討している。下期には1店舗について、大掛かりな改装を計画している。また、中型店・大型店の冷ケースをリーチインタイプに切り替えて電気代高騰に備える」とした。

 さらに、六車社長は、アークスグループのラルズ(本社・札幌市中央区)が展開している「アークスオンラインショップ」のシステムを導入、同社の地盤である旭川・道北以外の地域で展開することも検討しているとした。



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