ニトリ(札幌本社・札幌市北区、東京本部・東京都北区)は、2023年9月上旬に「ニトリEXPRESS札幌丸井今井店」(仮称、札幌市中央区南1条西2丁目)を出店する。同社は「ニトリEXPRESS札幌エスタ店」(同市同区北5条西2丁目、JRタワーエスタ7階)を展開しているが、JRタワーエスタが今年8月末で閉館するため、その代替店舗になる見込み。(写真は、丸井今井札幌本店」)

「ニトリEXPRESS」は、ホームファッションを中心に揃えた小型店フォーマットの業態。一般的なニトリ店舗と同じサービスを提供、大型家具やオーダーカーテンの注文にも応じる。日常生活に必要なベーシックアイテムに絞り込み、必要なものを短時間で買えるようにした小型店。「より便利に、より身近に」が店舗のコンセプト。

 2017年から出店を開始、現在は全国で31店舗を運営。北海道では、2017年3月31日に「札幌エスタ店」を開店した。同店は、店舗面積約300坪。家具を置かず、ニトリのPB(プライベートブランド)である寝装品、カーテン、食器類、雑貨類などホームファッション約6000SKU(在庫保管単位)を揃えている。一般的な郊外大型店の「ニトリ」の売れ筋商品を集約した品揃えが特徴。2023年3月には、「イオンモール釧路昭和店」(釧路市昭和中央4丁目18-1、イオンモール釧路昭和2階)をオープンさせている。

 今回の「札幌丸井今井店」は、「札幌エスタ店」閉店後の代替店舗の位置付け。JRタワーエスタの大箱テナントの「ビックカメラ」や「バンダイナムコ」は、「さっぽろ東急百貨店」に移転することになっているが、「ニトリEXPRESS」は「丸井今井札幌本店」を移転先に選んだ。移転先は同本店8階になる見通し。「ニトリEXPRESS」の北海道店舗数は、2店舗で変わらない見込み。



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