トライアルカンパニー(本社・福岡市東区)は2023年5月31日、「スーパーセンタートライアル幕別店」(中川郡幕別町札内みずほ町160番地の1)をオープンさせた。午前9時開店の前には、約200人が並んだ。十勝地区では「スーパーセンタートライアル帯広東店」(帯広市東5条南3丁目12-1)に次ぐ2店舗目で、北海道では27店舗目。(写真は、2023年5月31日にオープンした「スーパーセンタートライアル幕別店」)
(写真は、青果コーナー。店内写真はいずれも許可を得て撮影しています)
「スーパーセンタートライアル幕別店」は、リバーサイド幕別工業団地内の道道幕別帯広芽室線(札内新道)沿いに出店。平屋建て、売り場面積約1500坪で、トライアル店舗としては、全国的にも珍しい工業団地内に出店した店舗。ワンフロアとしては、道内最大面積のトライアル店舗。食品から日用品、カー用品、家電、衣料、酒など約4万5千アイテムを揃えている。24時間営業。夜間を除いて120人体制で運営する。
(写真は、水産コーナー)
生鮮品では、精肉や水産、青果のコーナーに十勝産の品揃えを増やし、地域食材を強化。惣菜類は、バックヤードでインストア製造を手掛け、弁当類も種類豊富に品揃えしている。精肉の3分の1は、石狩湾振興地域にあるトライアルのセンターから配送している。トライアルのPB(プライベートブランド)は、食品や非食品を含めて全アイテムの15%の比率。
(写真は、精肉コーナー)
(写真は、惣菜コーナー)
買い物カートにタブレット端末とスキャナーを搭載してレジ待ちを短縮したスマートショッピングカートを200台導入した。通常のセミセルフレジは10台、完全セルフレジは6台導入している。トライアルカンパニーの牧草光彦上席執行役員北日本ブロックブロックマネジャーは、「2020年5月に出店した『帯広東店』が好調のため、十勝地区に2店舗目を出店した。地域の人たちに支持されるお店づくりを徹底するとともに、より利便性を高めた店舗にしたい」と話した。近くには「フクハラ若草店」、「ぴあざフクハラ札内店」や「ダイイチ札内店」、「コープさっぽろ札内店」などがあるが、牧草マネジャーは、「競合店があることによって自社店舗の品質や品揃え、サービス力が鍛えられる」とした。
(写真は、200台導入したスマートショッピングカート)
(写真は、冷凍食品コーナー)
同社は道内の出店条件として、「車で15分圏内、人口3万人」を一つの指標としている。十勝圏では、近々に1店舗、近い将来には5店舗体制を想定。その場合、大型店を母店にして、周辺に小型店を配置するドミナント(集中)出店とし、母店でインストア生産した惣菜類などを小型店に配送するなどして、人員の効率化も図る考え。