サンドラッグ(本社・東京都府中市)の北海道子会社、サンドラッグプラス(同・札幌市東区)は、3月10日に「サンドラッグ富川店」(沙流郡日高町富川南2丁目2-5)をオープンさせた。近隣には、「ツルハドラッグ日高富川店」(富川南1丁目3-4)、「サツドラ富川店」(富川北3丁目3-12)があり、狭小商圏でドラッグストア三つ巴の競争が始まる。(写真は、「サンドラッグ富川店」が居抜きオープンした商業施設)
「サンドラッグ富川店」は、イオン北海道(本社・札幌市白石区)が展開する「マックスバリュ富川店」が入っている商業施設にテナント出店した。このスペースでは、「ツルハドラッグ富川店」が営業していたが、2022年12月に単独路面店「ツルハドラッグ日高富川店」をオープンさせて閉店。その店舗跡に「サンドラッグ」が出店した。北海道67店舗目で、日高管内初出店。
サンドラッグプラスは、「ツルハドラッグ」の店舗跡に出店を続けている。2022年12月23日には「サンドラッグ栗山店」(栗山町朝日4丁目31-1)を、移転閉店した「ツルハドラッグ栗山店」跡に出店した。栗山店の近くにも、移転した「ツルハドラッグ栗山中里店」(栗山町字中里64-3)、「サツドラ栗山朝日店」(栗山町朝日4丁目10-1)があり、今回の富川店も同様の狭小商圏での出店事例となる。
道内では、「ツルハドラッグ」と「サツドラ」の新規出店が目立っているが、「サンドラッグ」もこの1~2年で出店が目立ってきた。「ツルハドラッグ」店舗跡への居抜き出店を進めているのは、競争が激しい店舗環境にあえて身を置くことで、「サンドラッグ」の独自性を磨き上げていくことも狙いと言えそう。北海道のドラッグストア店舗数は、「ツルハドラッグ」423店舗、「サツドラ」189店舗、「サンドラッグ」67店舗などとなっている。