サンドラッグ(本社・東京都府中市)の北海道展開を担っているグループ会社、サンドラッグプラス(同・札幌市東区)は、3月中旬に「サンドラッグ富川店」(沙流郡日高町富川南2丁目2-5)をオープンさせる。「サンドラッグ」は、日高管内には初出店となる。(写真は、「サンドラッグ富川店」がテナント出店する「マックスバリュ富川店」)

「サンドラッグ富川店」は、イオン北海道(本社・札幌市白石区)が展開する「マックスバリュ富川店」の店内にテナント出店する。出店スペースには、ツルハ(同・同市東区)の「ツルハドラッグ富川店」が入っていたが、2022年12月8日に近隣に単独路面店「ツルハドラッグ日高富川店」(富川南1丁目3-4)がオープンしたため、同店は閉店。閉店から約3ヵ月で、その場所に「サンドラッグ」が新たに出店することになった。

 サンドラッグプラスは、2022年12月23日に「サンドラッグ栗山店」(栗山町朝日4丁目31-1)をオープンさせたが、この店舗は近隣に移転した「ツルハドラッグ栗山店」跡への居抜き出店だった。今回も、「ツルハドラッグ」跡への居抜き出店となる。今後も、移転で空き店舗になった「ツルハドラッグ」跡への出店が続きそうだ。

 サンドラッグプラスは、道内で66店舗を展開しているが、日高管内には店舗がなかった。同管内初出店となる「富川店」の近隣には、「ツルハドラッグ日高富川店」のほかに、「サツドラ富川店」(富川北3丁目3-12)もあるため、この地域のドラッグストア競争は激しくなりそう。

「マックスバリュ富川店」は、1979年に道央圏の地場スーパーだった西村(札幌市厚別区)がオープンさせた店舗がルーツ。その後、西村はダイエーに吸収され、1991年に「グルメシティ富川店」になった。2015年9月には、旧マックスバリュ北海道が旧ダイエーの「グルメシティ」店舗を中心に承継、「マックスバリュ富川店」に転換している。
※2023年1月31日記事一部修正しました。



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