アークス(本社・札幌市中央区)グループの東光ストア(同・同市豊平区)は、「ディナーベル新道西店」(同市北区北32条西10丁目1-5)を2月26日(日)で閉店する。売り上げは堅調だが、大規模リニューアルが必要な時期になり投資負担が重いとして閉店を決めた。(写真は、2月26日で閉店する「ディナーベル新道西店」)
「ディナーベル新道西店」は、新道沿いにある食品スーパー。2000年12月にオープンした自社物件の店舗で、売り場面積は約136坪。建物は2つに分かれており、当初は「ディナーベル」と「ツルハ」の組み合わせだったが、その後「ツルハ」が移転して携帯ショップとなり、2022年6月からはオカモトリユース・マーケティング・カンパニー(本部・帯広市)が、「ビッグバン工具館&釣り具館札幌北32条店」を展開している。
東光ストアは、今回の閉店について、「設備老朽化に伴い、冷凍・冷蔵ケースの入れ替えなど大規模改修が必要になっている。しかし、投資負担が重く、投資額を回収するまで長期間が必要なため、閉店を決めた」(広報)と話す。同店の売り上げは、安定的に推移しているが、大規模リニューアを行うと、投資に見合う利益が出てくるまでは赤字経営を余儀なくされるため、経営効率化を図ることにした。
近隣には、「ディナーベル北大前店」(北区北16条西5丁目2-30)、「東光ストア麻生店」(同区北40条西4丁目2-15)、「東光ストア北栄店」(同区北27条東1丁目3-1)があり、買い物客の利便性は確保できるとみている。
「ディナーベル」は、惣菜や調理済み商品を多く揃えてコンビニエンスストアのように使ってもらう目的で、1998年から始めた深夜営業のスーパー。1号店の「ススキノ南7条店」(中央区)は10時から翌6時でスタート、その後24時間営業になった。業態変更を含めて8店舗まで増やしたが、現在は閉店する「新道西店」を含め3店舗。「新道西店」は、24時間営業を取りやめているが、他の2店舗は24時間営業を継続している。
※2023年2月18日記事一部修正しました。ディナーベル「ススキノ南7条店」と「北大前店」は24時間営業を続けています。