アークス(本社・札幌市中央区)グループの東光ストア(同・同市豊平区)は、「東光ストア円山店」(同市中央区北1条西24丁目4-1)の2階に、直営の衣料品売り場を2023年11月15日にオープンさせた。東光ストアの全店舗26店舗のうち、衣料品売り場があるのは12店舗になった。(写真は、2023年11月15日にオープンした「東光ストア円山店」の衣料品売り場)

「東光ストア円山店」が入っている建物は5階建てで、以前は1階に旧丸井今井が展開する「マルイストア」が入っていた。2001年4月に札幌東急ストア(現東光ストア)がマルイストアの営業権譲渡を受けて「札幌東急ストア円山店」(現東光ストア円山店)をオープンさせた。2階はテナントが入って営業を続けていたが、その中の一つ、ホームファッションとギフトショップの「エトピリカ」が、2023年5月末に退店(その後、運営会社のクラス・ハーモニーが自己破産)。

 退店後、約92坪のスペースは空いていたが、東光ストアは買い物客の利便性を高める目的で、直営の衣料品売り場を設けることにした。肌着や靴下など実用衣料のほか、洋服、タオル、寝具などを揃えた。2階には「ダイソー」や「大垣書店」、「メガネサロンルック」などが入っている。

 東光ストアが衣料品売り場を併設しているのは、「平岡店」(札幌市清田区)や「あいの里店」(同市北区)など大型店が中心で、「円山店」のような中型店に併設するのは「行啓通店」(同市中央区)や「平岸ターミナル店」(同市豊平区)に次いで3店舗目となり、全体では12店舗目。

 円山地区では、「サンキ」や「しまむら」のような実用衣料の専門店がない。「フードセンター円山店」(大通西23丁目1-3)の2階に衣料品売り場があるが、東光ストアは周辺人口から見て実用衣料のニーズは高いとして、直営の売り場を設けることにした。



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