国分北海道(本社・札幌市中央区)は、9月8日に札幌市中央区の京王プラザホテル札幌で「2022年酒類総合展示商談会」を開催した。コロナ禍で中止していたため、3年ぶりの開催となった。飲食店や業務用酒販店、量販店バイヤーなど約500人が来場した。(写真は、3年ぶりに開催された国分北海道の「2022年酒類総合展示商談会」)

 今回の展示会のテーマは、「発見!新たなるお酒の魅力」。新たな潮流であるウイスキーやクラフトビールのほか、飲みきりサイズのお酒、北海道産米でつくる日本酒アワード2022、ワインに合うスイーツなど企画提案ブースのほか、全国から酒類メーカー97社が出展した。そのうち、国分北海道の提案ブースの一つとして、札幌観光ブライダル・製菓専門学校とのコラボ企画が紹介された。アメリカで最も売れている「アポシック赤ワイン」に合うスイーツを同専門学校の学生たちと共同開発したもので、担当した同専門学校の市原希望・教務部製菓学科製菓衛生師は、「こうしたコラボ企画は初めての試み。赤ワインに合うスイーツ素材を選んでマカロンやパウンドケーキなど5酒類のスイーツを作りました。ウイスキーに合うスイーツなどにも挑戦したい」と話した。

 国分北海道の酒類売上高は、2022年1月~8月で2019年同期間比80%とコロナ前の水準を回復していない。諏訪勝巳社長は、「インバウンドの水際対策緩和などによって、飲食店需要が増えることを期待して今回の展示商談会を開催した。お酒と合う食材やスイーツなどセットで提案するほか、ストーリー性を打ち出して酒類の市場を広げていきたい」と語っていた。



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